イベント概要
毎度ご好評いただいております、コミュニティ会員様限定のイベント
「第7回DX悩み人の集い-その悩み、コミュニティで解決しませんか-」をオンラインとオフラインのハイブリットで開催しました。
開催日時・開催場所
日時:2024年3月21日(水)14:00-16:00
場所:タケダストリートベース(甲府市武田2-9-4)/ ZOOM
イベント開催の目的
本イベントは、山梨DX推進支援コミュニティ会員企業(以下会員企業)のDX・デジタル化に関する悩みや相談事項を共有することで、DX・デジタル化を進めている企業様同士の「横の繋がりの構築」「共にDXを進める仲間づくり」を目指しております。
イベントには以下のコミュニティ会員企業様が集合し、DX支援施策・県内事例を知るというテーマでセミナーを開催しました。
参加企業様一覧)
会員企業様(順不同)
株式会社フォネット 山梨ユニフォーム
山十産業株式会社 馬場設計
参加構成員企業(順不同)
株式会社山梨中央銀行 株式会社ウインテックコミュニケーションズ
甲府商工会議所 山梨県商工会連合会 株式会社ワイ・シー・シー
NTT東日本 山梨支店 株式会社NTT DXパートナー
イベント内容
<第一部>
セミナー:県内のDX支援施策のご紹介 / コミュニティの活動のご紹介 14:10-14:25
第一部ではNTT DXパートナーの小林から県内のDX支援施策のご紹介とコミュニティの活動をご紹介しました。
ご参加された皆様も県内のDX施策について関心が非常に高かったことが印象的でした。
(※県内のDX支援施策のご紹介とコミュニティの活動事例を紹介するNTT DXパートナー小林)
県内のDX支援施策も以下のように様々なレベルで実施されているのが印象的でした。
- やまなしキャリアアップユニバーシティ(DX実践レベル)
- 山梨DX推進コミュニティ(DX入門~DX実践レベル)
- ものづくり企業DX推進支援専門家派遣事業(DX実践レベル)
- 山梨DXマインド醸成研修(DX入門レベル)
特にDX入門レベル~DX実践レベルまで幅広い内容を取り扱っている山梨DX推進コミュニティはご相談いただいた内容に応じたご支援を実施しております。
そこで山梨DX推進支援コミュニティで、実際に山梨県内企業への伴走支援を実施した事例を第二部でご紹介しました。
今回は支援させていただいた会員企業である株式会社繭玉 吉田様をお招きし第二部でお話いただきました。
<第二部>
コミュニティでご支援させていただいた事例のご紹介 14:25-15:40
ー支援事例
ー株式会社繭玉さまご登壇
第二部では、実際に山梨DX推進支援コミュニティで伴走支援を実施させていただいた事例をご紹介させていただき、さらにその中から株式会社繭玉 吉田様をお招きし、取り組み背景やコミュニティとのやり取り、今後の展望についてパネルディスカッション形式でお伺いしました。
まずはじめに山梨DX推進支援コミュニティで伴走支援を実施させていただいた事例をご紹介しました。
- 長谷川醸造株式会社様
長谷川醸造様は「梅酢香」という商品のマーケティングについてデジタルを活用してサポートさせていただきました
- 株式会社昭栄精機様
金属加工業を営む昭栄精機さまでは、DXの第一歩となる「DX認定」の申請をサポートさせていただきました。
次に株式会社繭玉 吉田様をお招きし、取り組み背景やコミュニティとのやり取り、今後の展望についてパネルディスカッション形式でお伺いしました。
【パネルディスカッション参加者】
株式会社繭玉 吉田様
株式会社NTT DXパートナー 小林
(繭玉様・NTT DXパートナーでのパネルディスカッションの様子)
まず、繭玉様の会社概要をご紹介いただきました。
繭玉様は甲府市に本拠地を構える県内企業さまで、フィトセラピーやアロマセラピーを主として様々な事業に挑戦されているそうです。
次に繭玉様がfreee導入(デジタル化)を進めようとした背景をお伺いしました。
始めに繭玉様がfreeeを導入したきっかけとして、昨年のインボイスをテーマに開催した本コミュニティのイベントでfreeeというツールを知る機会があったことだったそうです。
その後、詳しくfreeeを調べていると無料で使用できることが分かったため初めは無料の範囲で使用してみようと考えたそうです。
実際に使用してみると目に見える形で業務が効率化されたとのことでした。
やはりツールを積極的に使いこなすることができると業務効率化が目に見めて進むのだなと改めて感じました。
次にコミュニティのサポート内容や補助金申請の上で苦労した点
今回伴走支援を担当したNTT側からどのような文章内容にすれば補助金申請が通りやすいのかをアドバイスもらったそうです。
また補助金申請の様々なフェーズでそのフェーズの専門家にアドバイスをもらえたことが、とても分かりやすく申請出来たポイントだったとのことでした。
今後の展望やDXを推進していく企業へ吉田様より
「まず少しでも使ってみたいと感じたツールがあれば積極的に使ってみてほしい」
「IT導入補助金も、案外やってみればできる」
という前向きなメッセージをいただいたことが非常に印象的でした。
吉田様のおっしゃる通り、自身で積極的に使用していくマインドを社内で醸成していくことがDX推進に必要なのではないかと感じました。
最後にご参加いただいた皆様からご質問をいただきました。
【質問①】
今回会計業務のデジタル化を行い、次にデジタルツールを活用して改善したい業務はありますか?
【吉田様】
人の管理やマニュアルの電子化などを行いたいと考えている
【質問②】
コミュニティでのサポート。とても気になります。やり取りの手段は、電話?メール?頻度はどれくらい?具体的には、資料を作成してくれるのか、記載の支援をしてくれるのか?
【吉田様】
やり取りはメールと電話で行っていた。資料作成や
【質問③】
今後より支援してほしいことがあれば教えてほしい
【吉田様】
SNSなどのデジタルマーケティングのような内容を詳しく知りたい。
<第三部>DX座談会 悩み共有/解決 15:35-16:15
第三部では、第三部ではお悩み共有・ディスカッションを行いました。
今回お招きした繭玉 吉田様含め、参加している会員企業同士が自社での悩みを素直にさらけ出して頂き、双方向で悩み・課題の解決策、方向性を語り合う場を設けました。
はじめにアイスブレイクとして、簡単な自己紹介を行いました。
次に以下2つのテーマを設定しDX認定についての悩みや疑問を共有しました。
①DX 推進を阻害する要因ってなんだろう?そうすれば解決できるだろうか?
-経営層と現場の DX の理解度の違い・現場のデジタルアレルギー 等
②身近なDXってなにからできるだろうか?
~~ここからは座談会中のディスカッションの中身をいくつか抜粋してご紹介させていただきます~~
・IT関係に困ったらすぐに相談できる人を身近に作ることが出来たことがDXを推進できた要因であると思う。
・町の電気屋さんみたいなイメージで身近にDXを相談できると嬉しいしDXを推進しやすくなると思う。
・ツール1つを導入するにも関係各所への根回しが大変で中々動き出せない。
・様々な研修に参加してみるのも良い。特に実業務を用いた研修は非常に有用だったと思う。
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上記に加えて、DX化した際のメリットをどのように従業員全体に伝えるかが難しいという点が会員企業共通の課題でした。
座談会ではお互いの経験・知見を交換し合いながら、活発なディスカッションが行われました。
様々なご意見をいただきましたが、会員様全体を通じてDX推進について(特にデジタルツールを活用したDX推進について)お悩みが明確になっていた印象を受けました。
今後も山梨DX推進支援コミュニティでは、中小企業が抱えるDXに関する悩みの解決をお手伝いさせていただく、各種イベントを毎月開催する予定です。ぜひご参加ください。
今後のイベント予定
・DX推進者の集い
日時 :2024年5月某日(調整中)
場所:甲府市内(調整中)
これまでDX推進支援コミュニティで支援させていただいた内容をご紹介させていただきます。
ぜひご興味ある方はご参加ください!